柴胡加竜骨牡蛎湯という漢方薬について
「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」という漢方薬は、自信喪失や神経不安型の人にお勧めされる漢方薬の代表的な精神安定剤です。今の時代はストレスが溜まりやすいとよく言われていますが、ストレスによって夜あまり眠れないという人や、強度の精神疲労によって体が重いなどといった人によく効く薬です。
柴胡加竜骨牡蛎湯は、疏肝(そかん)作用という漢方で言うところの「肝」をリラックスさせる作用によって、辛い精神症状を楽な方向へと緩和させます。体力のある人で精神症状を持つ人が服用する薬であり、妊婦は子宮収縮作用などによって流産の危険があるので服用がお勧めされません。また、授乳中の女性も乳児に影響を与えることがあるので注意が必要です。